はじめに


細田守監督最新作『竜とそばかすの姫』、公開まであと2ヵ月。

次々と情報が解禁されていますね。

あらすじや監督については、2月の記事をご覧ください。

細田守監督最新作『竜とそばかすの姫』 | Vivi (newvivi.biz)


予告映像も解禁


先月、予告映像も公開されました。





細田守監督作品らしさはしっかりとありつつ、なんだが今までよりもパワーアップしている印象ですね。

それもそのはず。

今回の作品、細田守監督は、世界的なクリエイターを集めて作品を作っているようで。

今回の記事では、そのクリエイターがどのような方々なのか、ご紹介したいと思います!(特に2人目の方は必見です!)


キャラクターデザイン:ジン・キム(Jin Kim)


まず、ジン・キム(Jin Kim)氏。

ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオで、

『アナと雪の女王』

『塔の上のラプンツェル』

『ベイマックス』

『モアナと伝説の海』

など数多くのキャラクターデザインを手掛ける方のようです。

抜群のセンスと安定感、という感じですね。


細田監督とは『未来のミライ』が米国アカデミー賞にノミネートされた頃に知り合い、意気投合し、

2人の中で一緒に仕事をしたいという思いがずっとあったようで、

今回『竜とそばかすの姫』の歌姫ベルのデザイン制作にあたり、

細田監督が正式に依頼し、共演が実現した、という熱い経緯があるようです。



インターネット空間<U>のコンセプトアート:エリック・ウォン(Eric Wong)


そして、こちら、私が今回の最新情報の中で最も気になっているポイントでもあるのですが。


新進気鋭のイギリス人建築家/デザイナー、エリック・ウォン(Eric Wong)氏。

今回の作品では、世界50億人以上が集う<U>のコンセプトアートを担当した方です。

この超巨大インターネット空間を、建築とデザインの双方から独創的に描ける人物として、

細田監督自らが探し出し、たっての希望で実現したとのこと。


検索をかけてみたところ、こちらのHPを発見しました。

https://cargocollective.com/ericccwong


経歴や、これまでの作品などが見ることができます。


デザイン性の高さと、洗練された色彩と配置。

垂直軸のダイナミクスと言いますか、視覚的な緊張を内包する構図や線が生み出す

超現実的な世界観がとても面白い。

専門的なことはわかりませんが、見た瞬間に驚きを与える印象的な作品を描かれる方です。

今回の<U>のコンセプトアートを担当されたというのも納得です。

この方は覚えておこう、と思いました。


おわりに


その他、先日の米国アカデミー賞長編アニメーション部門へノミネートされた『ウルフウォーカー』など、

これまで5本の映画をアカデミー賞にノミネートさせてきたアイルランドのアニメーションスタジオ、

カートゥーン・サルーンのトム・ムーア、ロス・スチュアート監督を始めとするスタッフたちが今作に参加しているとのことで。



なんだかすごいですね。

国内外の先鋭的な芸術性が組み込まれた作品となっていると予想されます。

公開が待ち遠しいですね…!



*『竜とそばかすの姫』公式HP:https://ryu-to-sobakasu-no-hime.jp/