我が家に保護猫さんがやってきました。

里親募集のサイトで探して、ひとめぼれした子。
保護主さんとやりとりをし、事前に、家のあちこちに段ボールの隠れ家を用意してあげてくださいとの獣医さんからのアドバイスを伝言くださり、夜な夜な準備して当日を迎えました。



猫さんが我が家に慣れるまでの最初の4日間の様子を書き留めておこうと思います。


1日目。


午前中に会いに行きました。

車の中で対面。かなり警戒して、落ち着かない。

保護主さんがとっってもいい方で、ご厚意で猫ちゃんのグッズを一式お譲りくださいました。

2時間弱、キャリーケースで電車で移動。基本的にはじっとしているけれど電車がすれ違う時の音や、駅でドアがあくたびにびくっとする様子があり、時々、にゃーと鳴いて出たがる様子に心が痛みました…。

そんなこんなで、おうちに到着。
キャリーにこもっちゃう猫さんもいるという知識はあったので、この子はどうかなと思っていましたが、
2時間閉じ込められていたせいか、すぐに顔を出してきょろきょろとし、10秒もしないうちに出てきて、探検を始めました。
隠れ場所として用意しておいた段ボールには目もくれず笑

そして、トイレもミスなくクリア。
各フロア、各部屋をどんどん探検し、隙間という隙間もチェックし、
「そこも入っちゃう⁈」というようなところにも入って体中にホコリをまとって出てきたり。
一通りチェックが終わったあたりで、名前を呼ぶと、トトトトッと駆け寄ってきてくれる。



ごはんを欲しそうにしたのであげると、少し食べるも、「いやです~ちがいます~」という感じで横をホリホリ。
お湯に浸してみたり、鰹節を少量(人間用のなのでほんの香りづけ程度に…)つけてみたり。そうすると少し食べてくれる。
今まで食べていたというごはんを保護主さんからいただいたのでそれをあげたのですが、環境が変わったことでなにか嗜好に影響が出たのでしょうか…。

ロフトの物置が安全な場所と思ってもらえたようで、そこからリビングを観察。
家の梁をしきりに見上げ、そこに繋がっている柱に飛びついてみたりと気になるようでしたが、ちょうど行きづらい構造で行けないようでした。


2日目。


ごはんをほしがるのであげても、「ちがいますーー」のホリホリ。
その様子はものすごくかわいいので笑ってしまいつつも、食べないのは心配だし
かわいそうなので、雨の中買い出しに。


キャットフードって、色んな種類があるんですね。ありすぎて選べない。
ちゅーるは喜んでいたので、同じ会社が出しているドライフードの総合栄養食チャオと、
おそらく魚系が好きなのだろうということで、
魚系をもう2社、お試しで購入。

予想的中、喜んで食べてくれました。

ロフトの隙間の奥の奥がお気に入りのようで、ひとりになりたい時(?)はそこに身を潜めていました。
安全な場所を見つけられてよかった。
保護主さんから譲っていただいたおもちゃには、お愛想程度に手を伸ばすだけで、
それよりも何気ない紐に飛びつく。

夜はお布団に入ってくる。かわいい。幸せ。


3日目。


朝5時に起こされ、ごはんタイム。
だいぶ慣れてきたようで、
筆者の膝の上に乗ってきてのんびりしているけれど、出勤のため泣く泣く降りてもらう。
母がスーパーボールを用意すると、ひとりで大はしゃぎ。わざと隙間に入れて、とれなくなると、にゃーんと呼ぶ。自由です。




4日目。


1日休みだった筆者に、びっくりするほどべったりなにゃんこ。
PCをしていると妨害してくるので、机上に毛布を入れた段ボールを置くと、すんなりイン。
かわいい。午後はずっとそこで寝ていました。
飲み物を取りに部屋を出るとパッと目を覚ましてにゃーにゃー追いかけてくるのもめちゃくちゃかわいい…。


5日目からは、動きも素早く、家じゅうを勢いよく駆け回り、空間把握もばっちり。
筆者の留守中はロフトの隠れ場所、筆者がいるときは机上の段ボールの中が一番の安心の場所と認定されたようでした。


そんなこんなで、ものすごい勢いで我が家になじんでくれた猫様。
本当にお利口さんで、
人に対してシャーっと言ったり咬んだりという威嚇もしない、爪も立てない、
家具にも爪を立てない、トイレも失敗しない。
こんなことってある?と思いながら、withにゃんLIFEがスタートしました。
テーブルやカウンターに乗ったりするのはどうやっても止められないので母が閉口していて。
乗る前に手で動線をふさいだり、乗ったとたんに降ろすということを繰り返したら、一応、ダメだということは理解した様子ですが、
人間の目を盗んでぴょんと乗る。根気比べのようになっていて笑えます。
でも、「ダメでしょ~」と説教する母に対して、尻尾で適当に返事をする様子に母も脱力して笑っちゃってるので、これはもう猫様の勝ちだなという感じです。


また折に触れ、猫さんの様子をかかせていただきます。今回はこのあたりで。