カウンセラーからのひとこと。
全国的に天気の悪い日が続いています。
みなさんの地域は大丈夫でしょうか…。
コロナ禍の2度目の夏が始まりました。
4度目の緊急事態宣言が発出された地域も出てきましたね。
臨床の現場にいる感覚のお話をしますと、今年度、例年以上に相談が多いです。
毎日昼食を食べる時間もなく、面接がつまっています。
そして、面接に来ることもできずキャンセルになる、ということもこの1ヶ月増えている印象です。
(そのあいた隙間に、新しい相談が飛び込んできたりもしています)。
今、様々なストレスがあると思います。
個人レベルのストレスと、世の中全体のストレスが絡み合い影響し合い、
悪循環が起きているという場合もあるかもしれません。
しかも、きっかけは同じ“コロナ”でも、それに対する考えや思いや影響は皆ばらばらだったりするので、
そういう点もまた心理的負担感が増す要因といえるでしょう。
身体は凝っていませんか。
目は疲れていませんか。
夜はきちんと眠れていますか。
朝起きたとき、すっきりした感覚は持てていますか。
疲れが取れにくいことや、やる気が出ないということはありませんか。
いつもなら気にならないようなことに、
イライラしてしまうことはありませんか。
ニュースの街頭インタビューで、『緊急事態宣言と言われても、もう麻痺してしまった』
というコメントを耳にしました。
恐怖は長くは続きません。
しかし、先行きが不透明で、世の中がピリピリしている状況は、
何らかの形であなたの心に負担をかけていると思います。
当たり前にあった日常が、失われてしまったということは、皆に共通するまぎれもない事実です。
それがネガティブな変化かポジティブな変化かというところは人それぞれだと思いますが、
この先どうなるのかわからないという状況は、本来それだけでも不安やストレスを生じさせるものです。
「確かにちょっと疲れてるかも…」という方も、
「別に全然大丈夫だよ」、という方も、いらっしゃるかもしれませんが。
やらなきゃいけないことは色々あるとは思いますが、
1日、そういうものから完全に離れて、
何もしない、あるいは好きな事だけをする、
そんな1日を味わってみてはいかがでしょうか。
この非常時を懸命に生き抜いている自分を、ゆっくりねぎらう時間を大切にしてくださいね。