カロリーメイトCM 「見えないもの」編



「うまくいかないときに、それでも続ける努力を、底力というんだよ


見えないものと戦った一年は


見えないものに支えられた一年だと思う


見せてやれ、底力」



朝の出勤前、何気なく見ていたTVから流れてきたCMの言葉に不覚にも泣いてしまいました。

カロリーメイトの2分間のCM。

CM自体は、受験生と教師の繋がりを描いたものですが、

そこに表現されているものは普遍的で、とても心に響きます。



コロナ禍を生きる



どうしようもない閉塞感と、漠然と続く不安感を抱えながら、

それでも進んでいかなくてはいけないとき。

歩き続けなければならない現実があるとき。

立ち向かわなければならない何かがあるとき。


そういうときだからこそ、誰かと繋がっているということ、

誰かが見ていてくれているということ、

誰かと交わす何気ない言葉に、

ずっと支えられて生きているのだということを実感します。

そして、それが実はとてつもなく大きなエネルギーとなって積み重なり、

自分の中で進んでいく力になるということ。

そのことが凝縮された2分間のように感じました。


広告やSNSで見かける何気ない言葉でとても心が揺さぶられることがよくあります。

災害時が特に多いでしょうか。

誰かから誰かに向けられる温かい心に救われる気がします。


また同時に、それだけ気づかないうちに自分の中でも緊張状態が続いていたんだろうなと思います。


思うこと


今職場では、継続的にお話しできているクライエントさんもいらっしゃいます。

その方々には、よく勇気をもって繋がりに来てくださった、と思います。

一方で、きっと相談したくても相談できずにおられる方もいらっしゃるのだろうと思います。

一人でしんどい思いを抱えておられる方もたくさんいらっしゃるのだろうと思います。

どうしたらその方々と繋がれるだろうかと日々模索し、精一杯の工夫をしながら発信を行っていますが、

なかなか難しく、濃い霧の中を進んでいるような気持になります。


どうか、今ひとりぼっちのような気持ちでいる誰かが、

安心できる誰かと繋がれますようにと、願ってやみません。