ストレスへの対処

【心理的な反応を知る】非常時において、ストレスを感じ、心理的にも身体的にも様々な形で影響が生じることは自然なことです。前記事の一般的な心の反応で紹介したもののほかにも、次のようなことはありませんか。

  • 夜寝つきが悪くなった、朝ベッドから起きられない。
  • なんだかボーっとする、イライラする、もしくはそわそわして落ち着かない。
  • いつものように課題や仕事に集中できない、好きなことが楽しめない。
  • 急に悲しくなったり落ち込むことがある。
  • 何もかもうまくいかないように感じる
  • 周囲から切り離されているように感じる
  • お酒やたばこが欲しくなる

これらは、誰にでも起こりうる、ストレスに対しての自然な反応です。「こういう時にこういう状態になるのは仕方がない」ととらえる心構えが大切です。自分を責めたり、焦ったりする必要はありません。

◆ストレスを蓄積させない生活の工夫

【連絡を取り合う】

友人や家族など、あなたが信頼できる人と会話をしましょう。直接会うことはできなくても電話やSNS等で繋がりを保つことも大切です。 お互いに体験したことや感じていることを表現したり、相手を気遣ったりすることでお互いに安心できる時間を共有できることもあります。

【生活リズムの維持】

自宅待機の際、自宅でのバランスの良い食事、十分な睡眠、入浴、身だしなみ、人の少ない屋外での軽い運動等、健康な生活習慣を維持しましょう。読書・音楽鑑賞といった娯楽活動や、ストレッチ等のリラックスに役立つ活動も積極的に取り入れてもいいかしれません。

【正確な情報】

感染を防ぐための生活の工夫や行動指針については、厚生労働省のページ等、正確で最新の公衆衛生情報を参照しましょう。不安が高まるようであればメディア報道に触れる時間を減らしましょう。

【自分に合ったストレス対処法を】

上記以外にも、これまでのつらかった時に、その時期を乗り切る際に役立った方法があれば、活用しましょう。タバコやアルコールには頼らないでください。

◆身体的・心理的に困ったときにどこに支援を求めたらいいか、計画を立てておきましょう。

これぐらい大丈夫、自分は大したことないなどと思う必要はありません。かかりつけの主治医などの電話番号を控えておくと、いざという時に慌てずに済むかもしれません。