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最新曲『MAKAFUKA』
RADWIMPS の最新曲『MAKAFUKA』のフルMVが公開されましたね。
みなさんは、もうご覧になりましたでしょうか。
グランサガというゲームとのタイアップ曲でもあり、
ゲームを題材とした映像とともに曲のショートバージョンは2週間ほど前に公開されていましたが、
その時から、またもや名曲が来た…!とドキドキしながら聴いておりました。
そして昨日公開されたオフィシャルMV。
神秘的。
オーケストラと野田洋次郎さんの優しい声が作り上げる壮大さと繊細さと、
喜びと悲しみと痛みと切なさと希望と。色んな要素が詰まった曲です。
新曲を聴く度に、RADWIMPSを好きでよかったと、泣きそうになります。
昔の、跳ねるような勢いと底抜けに明るい曲や、反発心のある尖った曲も好きですし、
最近の温かいまなざしの曲も良い。
雰囲気は変わったかもしれないですが、野田洋次郎さんの価値観といいますか、
本当に大事な核の部分は変わってない気がして、それがすごく嬉しいのです。
歌詞、言い回しが絶妙で、その繊細でシャープな感性に、
曲を聴くたびに衝撃を受けるのも、ずっと変わりません。
難しい言葉を使うわけでもないのに、身近で簡単な言葉を使って物事の様々な側面を含めた表現、
深みのある表現をされるのは、本当にすごいことだと思います。
歌詞、抜粋。
この宇宙が今まで見てきた悲しみや痛みのすべてを
知ってるかのような君のその涙はなに
この宇宙が今まで見つめた喜びのすべて足しても
追いつかないほどの君のその笑顔はなに
・
・
・
嘘や過去や不可能たちが寄ってたかってこんな僕らの行く手を塞ぐけど
君はなんてステップでさかわすように踊るのさ この修羅場でさえ
僕は僕で見続ける あまりに綺麗で
グランサガ タイアップインタビュー
グランサガのインタビューを見ましたが、
このタイアップの話は1年前からあったそうですね。
“ものすごく新しいものを作りたい”“それにはRADWIMPSの音楽が必要なんだ”というグランサガチームの思いを強く説明されて、
野田さんは新しい冒険を一緒にできるなら嬉しいと答えたと語られています。
先述したショートバージョンの映像は川村元気さんの企画・プロデュースにより制作されたスペシャルアニメでして。
川村元気さんについて
川村元気さんにつきましては、もう言わずと知れた、
実写映画からアニメ、広告など幅広い作品で活躍される名プロデューサーです。
『モテキ』とか『悪人』とか『バケモノの子』、『君の名は。』や『天気の子』の企画・プロヂュースもされており、
東京2020オリンピックの開会式・閉会式4式典総合プランニングチームのメンバーでもありました。
『世界から猫が消えたなら』という小説の著者でもあります。
曲のテーマについて
曲のアイディア自体はすでにあり、ゲームの世界観や恋愛ベースという面でもマッチしたということで、
川村元気さんと野田さんの間でやり取りが重ねられ、練られていったそうです。
そして、ゲームだけではなく、現実世界も混沌としていて困難がある。
そんな、「未知に向かう冒険感」、「絶望を目の前にしたときの僕らの生き方みたいなもの」をさらに入れたいという思いが野田さんの中にあり、
2番のサビの歌詞に繋がったと言います。
タイトルについて
タイトルについては、「既存の言葉にはしたくなかった」そうで、
摩訶不思議という仮タイトルから、魔訶不可思議になるけれども、長いし硬い、となり。
色んな意味にとらえてほしいという思いから、『MAKAFUKA』に決定したとのことでした。
そういえば、インタビューの中で、野田さんはゲームはあまりしないと語られていました。
「人が死ぬのが嫌で」「やり直せるはずなんですけどね」とという優しい笑顔。
小6中1頃以来やっていないそうで、死にそうになるとお兄さんにパスしていたそう。可愛いですね。
このゲームはやってみようという風に仰ってますが。
「どんな感覚に自分がなるのか、どんなインスピレーションをもらえるのか」というところで楽しみにしているとのことで、
さすがアーティストの視点といいますか…(純粋にゲームとして楽しめるのかしら…??笑)。
ちなみに、ゲームの公式HPはこちら
ゲーム『グランサガ』公式HP https://gransaga.jp/
おわりに
以前、いつかのライブで、
「うちらの曲全部を好きにならなくてもいい。
『最近のRADはなんか違う』って感じたら聴かなくてもいい。
でもうちらは、君たちがいつ帰ってきてもいいように、
みんなに恥じない音楽を、これからも自分たちがいいと思う音楽を作り続ける。
そしてまた、『こいつらまだこんなことやってるのか』とふらっと戻ってきてくれたら嬉しい」
ということを言っていたそうです。
なんて真摯でかっこいい言葉でしょう。
アーティストとして進化し続け、世界を真正面からしっかりと見つめ、
地面を踏みしめて歩いていく、野田洋次郎さんらしい言葉ですね。
これからも活躍を楽しみにしていたいと思います。